2016.03.18 夜 「そのすべてが国宝級。鴨の概念よ、さようなら。」@鷹匠壽 焼鳥・焼きとん 上野・浅草・日暮里 10000円〜29999円 ★★★★★ 鷹匠壽。たった3文字の漢字の組み合わせが神々しい。1つ1つの字自体にも格を感じるが、何より予約困難という事実がオーラを感じさせる。こんばんは、柄にもなく少し緊張しているミトミえもんです。 鷹匠壽。そんじゃそこらの予約困難店ではない。紹介制に加えて数回行った程度では予約ができないんです。実際毎月行ってる友人も予約の権利を有してない。こんなご縁を賜ることを想像してませんでしたが、灯台下暗し。なんと高校の同級生が予約を実現してくれました。Tくん、ありがとう! 鴨が有名だが、正式には「野鳥料理」の店と見るべき。なんだかこれをジビエと呼びたくないのは僕だけでしょうか。日本が誇る国宝級の料理をあえて外来語で呼ぶ必要はない。素材や道具だけではない。国宝級と呼ぶにふさわしいのは、焼き手の技術こそ。 軍鶏やタカブも最高だったが、やはり鴨についてお話しよう。 道具は七輪に玉鋼(刀の材料)のみ。残りは焼き手の技術によるわけだが、鴨という1つの食材が玉鋼の上でたちまち姿を変えていく。レア、焼き、蒸し、燻し。眼前で広がるシンプルの中にある技術にただただ見とれてしまいます。 上質な鴨の中からさらに肉質を選り分けるのも経験のなす技。「一番いい肉はどなた~?」と来たのを、友人が僕を指差す。サンキューだよ~、親友ー!! 今まで食べてきたのは何だったのか?壽ではこの問いにぶち当たるというが、どうやらミトミえもんはマジョリティーのようだ。適度な筋肉、脂のジューシーさ、柔らかさ、そして若旦那の技術とトーク。確かに今まで食べてきたものは何だったのだろうか? 次に、浅草の日本家屋の敷居をまたぐのはいつの日か。 — 鷹匠壽03-3841-4527東京都台東区雷門2-14-6https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003661/