祝日の人形町。街はとても静かで空から落ちる雨の音ばかりが聞こえてきます。多くの店がシャッターをしめ、在住の人間などは夕食難民になりがちである。難民を代表して開拓民になります!そもそもニーズが少ないから空いてないのだ。求められていないことはわかってますが。
明かりを見つけた。この明かりは地下へと続いている。静かなカウンター。串揚げの店のようだが鍋の音は聞こえない。先客もちょうど注文しているところのようだ。
内容は全30種類で串揚げが基本。15本のセットでお得だそうだが、行けるとこまで行ってみましょう。その他、ちょっとしたつまみも存在するようだ。茄子のオリーブ漬け、バーニャカウダ、キャベツと十分な量のお通しがあり、必要ないかもしれない。
記念すべき1本目は「海老の紫蘇巻き」。いきなり変わりダネの登場です。紫蘇を贅沢に使用していて衣が緑が透けて見えます。「豚と玉ねぎ」は、しっかり食感のある豚肉。この2本で開拓者としては満足を得ます。
提供は2本ずつ。「キス」「椎茸」ほくほくの魚って寒い季節にうれしいですよね。タルタルもいい感じ。海老しんじょうのようなすり身入りの椎茸。染み込んだ旨味にほっぺたが落ちる。
次は「帆立」「蓮根」いやぁ、季節ですねー。食感もあり、繊維が崩れるたびに舌に味を伝えてくる。蓮根の隙間にはカレー。印象としては、市販のルゥの味。笑
続いて、「烏賊」「オクラ」主従が混乱するほど雲丹のソースがたっぷり。オクラはねぎま的な配置でチーズを挟む。なんだか面白いな、ここ。
大きいの来ました!「海老」。小さいのも来ました!「銀杏」海老はイリアンタイガーで味噌まで全部揚げてある。見た目の迫力がありますね。
銀杏は普通かな。
ここで10本。まだまだ入りそうです。さて、後半戦。「なす」「シャケ」茄子にはひき肉を混ぜる。
シャケは、タルタル強いけど、タルタルうまい。なんか片言みたいになってますね。笑
「ささみ」「ヤングコーン」胡麻でコーティングしたササミ。
紫蘇や海苔も入り、淡白になりがちのササミを支えます。ヤングコーンはスナック菓子のような甘さ。この子達は甘いグループですね。
「アスパラ」「うずらの卵」アスパラをバラ肉で巻く。こちらは野菜は肉とセットなんですね。若い時分には喜んだろうが、野菜単体の旨さも提供してほしいです。まぁ、肉が大好きだからいいですけど。。。
そろそろお腹も限界。最後の串とさせていただきます。「明太子」「ピーマン」焼きたらこと生のたらこの中間地点。ピーマンは肉詰め。ほらね、やっぱり野菜には肉がセットのようです。
合計18本。全体的に串の工夫も見られ印象としては悪くない。多少の油の量は重たく感じたが、酒も2杯いただいて5000円以内に収まるのは魅力的。また、祝日困ったら地下の階段を降りたいと思います。
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串揚 絵凡
03-3664-6077
東京都中央区日本橋人形町2-8-3 第五篠原ビル B1F
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