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2015.11.10 昼

口の中で「自家製ポン酢」と「鶏のから揚げ」が合わさると・・・@やき鳥 宮川

焼鳥・焼きとん

東京・日本橋

〜999円

★★★★☆

「宮川」という名前は料理界で縁起がいいのでしょうか?明治から続く築地の「宮川」といえばうなぎの『築地宮川本廛』暖簾分けの店は12軒を数える大所帯。言わずと知れた宮川である。

もう1つ長い歴史を持つ「宮川」が存在するのはご存知でしょうか?鶏肉専門の卸問屋として創業した『やきとり宮川』築地の宮川ほどではないが、やきとりの宮川も1949年に創業という歴史を持つ。現在の社長になって最大5店舗(溜池山王店は閉店)を展開したそうです。

記念すべき1号店にあたる日本橋茅場町にお伺いします。11時半過ぎで既に5名の待ち。茅場町界隈で人気のすさまじさが伝わります。この行列の人々。ほとんどの人が頼むのが、「から揚げ」(880円)メニューは入り口にしかないですが、記憶する必要はございません。

カウンターの特等席から調理風景を見学。準備された唐揚げの量が圧巻です。

黒い大鍋で休むことなく揚げられていく油の香りがすきっ腹を刺激してきます。

注文をいれるとさっそく運ばれてくるのが、「鶏スープ」すきっ腹の胃に熱々で濃厚なスープはありがたい限り。

一緒にテーブルに置かれた自家製のポン酢が人気の秘密。これに関しては後程お話したい。待ちに待った「から揚げ」の到着。肌色の生地で登場です。

から揚げを頼んで、もも、むね、手羽先が盛りあわせられるのは得した気分。ネギをともなっての登場です。まずはこのネギをポン酢の中へ投入。これをつけ汁にさっそくいただきます。

から揚げ自体の衣はあつめ。この中の肉汁と塩味だけでも十分にご飯が進むが、この自家製のポン酢がさらなるレベルアップを図る。酸味の強さは、一般的なポン酢醤油のそれではない。シークァーサー果汁やオレンジなどを使用しているそうで酸味が強めな印象。こいつの力が驚きを与える。

口に入れたときは酸味が強く正直苦手だと感じたが、咀嚼を繰り返すたびに肉汁と合わさっていくのが甘味が広がっていく。これは癖になります。ご飯の消費量が激しくなっていく。しかも、レモンを揚げ物にかけるように、脂肪の分解も手伝うのだから鬼に金棒です。ねぎもポン酢を吸収するため、さらに酸味を強調する装置にもなっています。

ちなみに、最初に提供された鶏スープ。から揚げ到着時に二杯目がきます。到着するまでけちけち飲む必要はないですよ。12時を過ぎた店の外は予想通りの行列でした。このほとんどの方がから揚げを食べるんですね。帰りながらもう羨ましくなってしまいました。


やき鳥 宮川
03-3668-7080
東京都中央区日本橋茅場町3-5-1
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13008082/

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