名物はつけ麺の向こう側に！？@麺屋 中川會

麻雀やパチンコなんかで初心者が勝ってしまうことありますよね。いわゆるビギナーズラックのことだが、これは料理の世界にも当てはまるのだろうか。

魚介豚骨を武器に店舗拡大をもくろむ店主の中川大輔氏。この方、なんとラーメン店での修行経験がないらしい。好きが高じて始めたラーメン作りが成功したタイプ。

だが、これはビギナーズラックなのではない。ご夫婦が自宅のコンロで試行錯誤を繰り返し、修行経験がないからこそのオリジナリティーのあるスープを完成させたそう。成功は1日にしてならず、ビギナーズラックなど存在しないのだ。

スープの作り方。180キロを超える豚ガラ、鶏ガラ、宗田節、かつお節、昆布、野菜、フルーツなどを使い、20時間以上かけて作られるそう。豚肉や豚足を強火で炊き上げ濾してから出汁に戻す。これがとろみの秘密。野菜やフルーツの影響も少なくないだろう。

さっそくいただいてみましょう。大人気の「つけ麺（並盛り）200g」（750円）

とろみの具合がよく浅草開化楼特製の極太麺とよく絡む。豚肉や豚足を強火で炊き上げ濾してから出汁に戻す。これがとろみの秘密だそうです。野菜やフルーツの影響も少なくないだろう。野菜と果物の旨味もたっぷり感じられます。心なしかフルーツの香りを感じます。

名物はこのつけ麺ではない。つけ麺の先にあります。それが「カレ変ライス」（150円）。つけ麺を頼んだ人のみオーダーが可能。つけ汁をカレーに変身させ熱々の小ライスを投入。

本来では隠し味となる材料がいっぱい。りんごとか隠し味に入れますもんね。豚や魚の出汁も十分に感じられ、スパイスもほどよく投入させる。どことなく蕎麦屋のカレーのような印象です。

スープ状ですが存在感を感じます。ラーメン店で修行したことがないからこそですかね。新しい発想です。

相方の「ラーメン（大盛り）」（850円）も拝借。煮干しがばっちり効いてうまい。こちらにもとろみがあり、この恩恵で最後まで熱々です。

ちなみにラーメンだけでなく、店も手作りだったそうです。曳舟、神保町へと店舗を拡大してるが、このときの気持ちを失わない限り、たくさんのファンが応援しつづけることでしょう。ミトミえもんも中川会に参加したいと思います。

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