2015.11.02 昼 「とんかつ」の商標を持つ!?大正10年創業の王ろじ。名物はトン丼!@王ろじ とんかつ・揚げ物 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 商標。現代ビジネスにおいて権利問題は重要なキーワード。高視聴率を叩き出している日曜劇場「下町ロケット」でもテーマとして扱われていますね。阿部寛さんが演じる下町の星である佃社長にはがんばってほしいものです。 国民食といっても過言ではないとんかつの商標を持つのが『王ろじ』。紙ナプキンでプリントされるほど主張が強い。 とんかつの発祥には銀座の『煉瓦亭』上野御徒町の『ポンチ軒』など諸説はあるが、王ろじがとんかつ隆盛に一役買ったのは間違いない。創業は大正10年。路地の王様が由来というように新宿のビル群を縫った路地に存在する。 建物からも昭和の香りが漂うが、案内された階下を「地下室」と表現したことが最も昭和感を作り出していた。あ、昭和じゃなくて大正ですね。 名物は、「トン丼」(1000円)名前だけから想起すると豚丼になってくるが、そうではない。いわゆるカツカレーである。 見慣れたカツカレーとは違う。絵力も強い。その理由は商標を持つ「とんかつ」部分が負う部分が多い。ロール状に揚げたとんかつを斜めにカット。思ったより時間がかかったのはこのためか。 ひき肉ではないのかと思ってしまうほど柔らかい。メンチカツのような食感を想像してもらうといいだろう。肉汁がジワリジワリと染み出してくるが、形状ほどのインパクトはない。衣は焦げが強く、超うまいとまではいかないが好きな部類である。 カレーはとんかつにかけられたソースの味が混ざり、蕎麦屋のカレーのようなとろみが感じられ、スパイシーさも見逃せない。 ―王ろじ03-3352-1037東京都新宿区新宿3-17-21https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000860/