2015.10.26 夜 霊験あらたかな日本酒に広島の誇る「海の幸」と「山の幸」@割烹 白鷹 日本料理 広島市 10000円〜29999円 ★★★★☆ 白鷹。名前くらいは聞いたことがありますよね?文久2年(1862)の創業で現在6代目。兵庫県は西宮市にある酒蔵で「伊勢神宮」の奉納酒を提供しております。 広島最大の歓楽街の流川の路地にも『白鷹』の看板。創業は昭和34年だそうだが、現在の場所に移転した際に白鷹を名乗ったそうです。蔵元である白鷹との強い関係から名づけられたのでしょう。 もちろん提供するのは「白鷹」。その中でも極上というお伊勢様に奉納するものと同じ品種。ご利益がありそうですね。店の前にも社があり、霊験あらたかなお店ですね。 お通しは、優しい出汁をすったおお揚げさんのお浸し。芳醇できりっとした白鷹に対して相性がよろしい。 料理は適度に好みを聞かれつつ、いろいろ提案してくれます。地の味を知るには郷に入る必要があります。基本的にはすべて提案を受け入れます。 「銀杏」 「鯛、鰆、よなき貝のお作り」 「天然の鰻の白焼き」 天然の鰻は海産なのだとか。珍しいですね。裂きかたは腹からなので広島って関西風なのですかね。脂が豊富すぎて焼きには向かないのだそうで、蒸して提供。お言葉どおりまとわりつくほどに脂が豊富です。 「岩牡蠣」 「まつたけ」 「大野あさりの酒蒸し」 さすがは広島産の牡蠣ですなぁ。身がしっかりしていて食べ応えがある。まつたけは七輪で素焼きさせてもらいました。ほかの客に迷惑かけますね。それほどの香りです。さらには広島産っていうのは嬉しい。苦味が特徴的な「くろこ」もサービスしていただきました。 「雲丹ご飯」 「なめこ汁」 〆にはこのコンビ。たまご入りでTKG風にいただきます。これは反則ですね。 それにしても居心地がいい。早い時間だったので、カウンターを独り占め。お相手は4代目と女将さんとの会話も弾み、気持ちのいい宵を提供いただきました。「是非行きつけの店にしてください」なんて笑顔で言われたら戻ってこざるをえませんね。 ―割烹 白鷹050-5869-1472広島県広島市中区流川町1-6https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340109/34001039/