登山家ジョージ・マロリーの名言「そこに山があるから」
実際は「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われて、「そこにエベレストがあるから」と答えたのが真実のようです。ミトミえもんも大きな声で言いたい。「そこに金竜山があるから」。決してそこに焼肉屋があるからではない。
18時~20時と20時~22時の2時間入れ替え制のお店で1回転5組程度しかありつけない希少性。予約も数ヶ月先まで埋まっております。場所は白金は天現寺あたり。この辺りは本当に名店が多いですね。駅からのアクセスでいうとお世辞にもいいとはいえない。簡単に登頂させてくれないのが余計に期待感を高めます。(実はタクシーで行ったけど。)
待ち合わせ人が遅刻していたので、チャンジャでビールを一杯やりながらメニューを熟読。
「タン塩」塩胡椒がしっかり。ネギも添えておりますが、まずはそのまま食べてみて。デフォルトのはレモンの味が強いのでつけ過ぎ注意。薄切りとは思えないくらい肉の旨味が凝縮されてます。2人前で頼んだのに、一人4切れほどもいただける贅沢な一分。
「中カルビ」脂身のレベルが高すぎる!胃もたれする予感がない。中で正解だね。これ上だと脂が強すぎるかもしれない。金竜山では中カルビといわれる由縁が理解できる。
「ハラミ」薄くスライスしてるにもかかわらず弾力が豊か。この弾力が噛むたびに旨味を生産していきます。
「レバー」金竜山と言えば特上ロース。これは誰も否定しないでしょう。ただ、おいら個人で言えば、こいつが一番。臭みなどいう言葉は辞書にはありません。一瞬だけ焼き目をつけていただいちゃいましょう。レバーの甘みが口いっぱいに広がります。
「特上ロース」待ってました!上カルビと見間違えるほどの霜降り肉。やっぱり金竜山のカットは計算されつくされております。というのも、これだけ上質な肉は焼けば脂が逃げてしまうので、一瞬焼き目をつけただけでいただけるようカットしております。口の中で肉の旨味と脂が踊りだす、いや、暴れだす!
ユッケジャンスープでビビンバで〆させていただきましたが、肉の余韻に浸りすぎたか、そこまで特筆すべき記憶が残っていない。もちろんうまかったですよ。
初めての時はお母さんに頼み事するのはちょっと緊張したのを覚えてます。(ちなみに、娘さんは元気印なお方で話しやすい。)その上、煙たい、狭い、久々にゴミ袋に荷物は入れるし、袋も使い回し。冒頭のように予約は取れないし、駅から遠い。決して好条件は並ばない。
逆に言えば、それほどのものがこちらにあります。平均点じゃないんです。逆境を乗り越えてたどり着く最高の「肉」がここにはあるのです。まさに登山と一緒。
皆さん頑張って予約しましょう。山の頂きには感動的な体験が待っております。まるで富士山からみる日の出のように。(実は登ったことがないのは秘密です。)
2回目の訪問
「2回目の訪問。もう勝手に常連気分です。@金竜山」
https://blog.33inc.jp/2015/05/28/2-5/
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炭焼 金竜山
東京都港区白金3-14-1 第1マンション 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13001625/