2015.07.24 昼 伊藤家の遺伝子。最高級の煮干しスープ。@自家製麺 伊藤 ラーメン・つけめん 大塚・巣鴨・駒込・赤羽 〜999円 ★★★★☆ 伊藤家の食卓。日本テレビ系列で放送された生活に役立つ様々な裏技を紹介した番組。まさに食卓を囲んで紹介していく演出だったのを覚えています。初っ端から話がそれましたが、紹介したいのは違う伊藤家。 元々は秋田県角館の『伊藤』が始まり。こちら角館の店主の弟さんが東京進出。こちらが王子神谷の『中華そば屋伊藤』。そして王子神谷の長男が蕨『麺処 遊』、次男がここ赤羽『自家製麺伊藤』を開業。三親等以内にラーメン屋の店主が４人ですよ！恐るべし伊藤家、、、 ちなみに次男は銀座や浅草にも店をオープン。そして、親父さんの王子と次男の銀座でビブグルマンを獲得してるのだから驚きです。 そろそろラーメンの話を。注文は「肉そば（中）」その他、具なしの中華そば、比内地鶏のそばなどのラインナップ。 第一印象はスープと麺の割合が常識破り具合。麺がむき出し。スープは麺の体積でかろうじて立体的に見える程度。だがしかし！この量と反比例するほどの存在感をスープが放つ。伊藤家の店の共通点というか裏技はにぼし。最高級の煮干しをこれでもかという程大量に使用。素人にもそれとわかるほどの風味。むしろ塩気が強すぎる印象さえあります。 合わせるのは加水率低めな固茹での細麺。この歯ごたえが口の中の待機時間を作り、その間強いにぼしの風味が口に広がる。完成度の高いラーメンです。 ご飯物にも挑戦。チャーシュー丼に卵かけ御飯があるが、人気は「チャーシュー丼」とのこと。ここでも煮干しは忘れない。チャーシューに魚粉をふったような形で、ご飯にまで味が浸透。伊藤であることを丼ごと主張してきます。 ちなみに店は狭い路地に狭いカウンターのみ。カウンターの後ろは通れないので、空席部分の扉をピンポイントで開けなければならない。煮干しの主張は半端じゃないのに、店の存在は主張しない。聞けば、角館や王子も看板等がほとんどないとのこと。こういうところも遺伝してるのですね。 ―自家製麺 伊藤03-3598-2992東京都北区赤羽1-2-4https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13090799/
