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2015.06.28 昼

「田中」のDNAは練馬に健在!@玄蕎麦 野中

そば

西武沿線

3000円〜4999円

★★★★☆

閑静な住宅街にあらわれる行列。西武池袋線の中村橋と練馬の間に位置し、徒歩は15分を数える距離がある。この悪条件のなかで出来上がる行列は食べる前から味の保証をしてくれる。

そもそもこれだけの知名度を獲得した理由はなんだろうか。1つの要因としてご主人の野中氏の出自が挙げられるだろう。練馬の蕎麦屋で有名な『ねりま田中屋』での長い修行を終えて、1992年に暖簾分けで独立。当時は「中村田中屋」という名前だったそうですが、田中屋の経営が『明月庵』系列に変わったから現在の店名になった。田中氏への強烈なリスペクトを感じます。

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さて、お店に到着。数人の行列。上品な佇まいの一軒家風の和風建築。入り口には電動の石臼の置かれた製粉のパフォーマンスをのぞけ、待ち時間を緩和してくれる。その日に提供している玄そばの産地や品種の説明書きも。

店内も外観同様の洗練された空間。清潔感がある新しい雰囲気の中に5つの小上がりのテーブル席。巡り合わせで一人で四人席を独占。別に相席でもいいけどね。

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まずは蕎麦前。純米酒の高知の土佐金蔵と「鴨の陶板焼」。蓋にかぶされて鴨の風味が十分に染み込んだお酒のともが登場。大胆な量で大きさも量も大胆な鴨にししとう、なす、葱、きのこと種類も豊富。器などが洗練されてる一方で、豪快な味付けです。

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さっそく蕎麦。野中の限定蕎麦をいただきます。水金日は「蟻巣の田舎蕎麦」。火木土は「淡い緑の粗挽き蕎麦」。一日10食の限定なので、早い者勝ちです。

日曜日の今日は「蟻巣の田舎蕎麦」。名前の由来は、蟻巣石で挽くことによる。この石には無数の小さな「巣」があり、粒子が不揃いになるため独特な食感が生まれる。また、通気性のよさから蕎麦の組織が崩れないのも魅力だそうです。手回しの石臼で手挽きするため、一日10食が限界のようだ。

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本日の田舎蕎麦は青森県産の十和田。品種は階上早生で寒い中で育った為、甘みが強さ含めて独特な風味を持つそうです。少しざらっとした舌触りと十割蕎麦とは思えないほどの喉越しの良さが吉。蕎麦の風味が香り立つほど豊かで、つけ汁も雑味を感じず邪魔をしない。この田舎は一食の価値あり。

「せいろ」も一口。つけ汁が変わったのか清々しい印象を受けます。細麺でコシを感じる蕎麦。好きな食感です。

玄蕎麦 野中
03-3577-6767
東京都練馬区中村2-5-11
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13002725/

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