2015.05.30 昼 洋食とは自由度の高い日本料理@ルー・ド・メール 洋食 秋葉原・神田・水道橋 1000円〜2999円 ★★★★☆ 「ルー・ド・メール」の意味は、フランス語で海の狼という意。魚の鱸(スズキ)のことを指します。店主として『ルー・ド・メール』の厨房にたつ一方、有名洋食店『ドン・ピエール』グループで総料理長を務めるのが鈴木正幸シェフ。そう、シェフご自身のお名前が店名になっております。 もう少しシェフについて。経歴は洋食からスタートし、数々のフレンチの名店で修行を重ねた上で洋食に戻る。街の洋食屋の雰囲気とは一線を画す。ジャズが店内に響き、雑居ビルの二階にも関わらず素敵なフレンチのよう。 料理にもその神髄は反映される。 ・特選ビーフカレー(中辛)ミニ(840円)国産黒毛和牛使用でルードメールの原点という。肉のレベルが尋常じゃない。甘みを感じるレベルの程よいスパイスの心地よさの欧風カレー。旨味がよくとけ込んでる。 ・ドライカレーオムレツのせ(中辛)1580円キーマカレータイプのビーフカレーに次ぐ人気。周りを見渡すとこちらのほうが注文が多いような印象さえうける。キーマの上にはオムレツ。 卵の真ん中にスプーンを入れればダムが決壊したようにとろとろの卵が流れ出る。キーマも肉の存在感は強く弾力のある挽肉は旨味たっぷり。山椒のような顆粒のスパイスが隠し味として大活躍。上品な辛さの理由はスパイスの選択もあるのでしょう。どろどろ感から玉ネギなど野菜が大量にとけ込んでいることが伝わってくる。 ・チューボーメンチカツ(2000円)チューボーですよから生まれた一品。ちなみに、チキンのマスタードソースも同様。 ちなみに、洋食は日本人向けに発展してきた日本料理と話す。一方和食やフレンチには伝統というルールも多く、おのずと自由度が低い。鈴木氏はこの自由度の高い日本料理で挑戦を続ける。チューボーですよの出演もその証拠でしょう。 味はかなり特徴的。1つのフランス料理のようです。肉汁たっぷりという感じではなく、むしろ肉汁を閉じ込めたような旨味がつまる。ソースからはシナモンやナツメグのような特徴的な味にブランデーのような強さも感じる。 ―ルー・ド・メール03-5298-4390東京都千代田区内神田3-10-7 斉藤ビル 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13009148/