羊肉を敬遠することなかれ！！@味坊

黒竜江省。中国の最北東部であり、独特な食文化が育つ。他民族が行き来する国境沿いである事実の影響もあるだろう。

黒竜江省チチハルの出身であるご主人が提供する中華料理屋。神田のガード下に位置するが、山手線の東北エリアでの出店は偶然か？千葉出身のおいらが東側に住むことにこだわるように。

彼にとっての郷土料理、まさに本場の東北料理の店。塩や醤油の味付けがベースだったりで日本人との相性はいい。特徴的なことの１つは肉。欠かすことのできない食材は「羊」が真っ先に挙げられる。

羊を見据えてバランスよく東北料理を中心にチョイス。

・砂肝と葱の和え物

・ジャガイモの冷菜

ネギが作る自然の辛さと塩気の強い味付けが酒をすすめる。さっぱり系なのでついつい箸がのびる。ジャガイモの冷菜は、ツマのように細かく刻み、酢の味のみ。さっぱり系2種の前菜でラムへの助走は完璧です。

・ラム肉入り焼き餃子

ラムいきます！正直ラム肉は得意じゃないのでどうなるか？餃子はカリッとした香ばしさが前にきてラム特有の臭みを抑えている。

・羊肉串（5本）

続いて、串。羊肉串はクミンの風味が全力で臭みを削除。それどころか、胡麻や一味達が独特な香りや味を構成し、丁寧に火入れされたラムの肩肉の味を格段に押し上げる。5本と10本を選択できますが、これなら10本も楽勝でしょう。ちなみに冷めるとラム臭が出てくるので、苦手な人は早めにいただきましょう。

・豚バラ肉と白菜漬け煮

人気メニューの１つ。煮物を想像してたが完全なスープ。春雨たっぷりで〆の料理としてヘルシーでいいかもしれない。味付けは発酵した白菜の味、豚肉の脂などが煮ることで強烈な味に。特に魚醤が目立つ仕上がりで、全部海外の味です。日本の家庭ではなかなか表現できないですね。

事後で知ったのですが、BIOワインがとても充実してるらしい。この強烈なラムとの相性は想像するだけで旨い。コストも安いので、バンバン空けちゃいましょう！

ここの羊肉は敬遠することなかれ！苦手なおいらが言うので間違いなし。

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味坊
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