2015.04.25 夜 歴史の中で頂く串揚げ。100年の歴史が最高の味付け。@はん亭 根津本店 とんかつ・揚げ物 上野・浅草・日暮里 5000円〜9999円 ★★★★☆ 国登録有形文化財。この名誉を持つサービス業などの第3次産業では46件を数える程度。根津の下町情緒あふれる街にその1つが存在します。 建物自体は、大正6年(1917年)のもの。元々は下駄の爪皮問屋。産業自体に時代を感じます。そして、昭和50年代初頭(?)にはん亭として生まれ変わり、現代に至る。周辺の雰囲気も根津らしい情緒に包まれます。 築地の『はん亭』には行ったことあり、向こうはモダンな雰囲気でまたこちらのイメージとも違う。ちなみに、先方は暖簾分けだそうで関係値は良好のようです。 さて、話を戻して。木造の三階建ての建築物でカウンター、テーブル、座敷と様々なニーズに答えられる。30人を超える座敷まであるそうで、100年レベルの歴史は大きな懐で包んでくれます。本日は2階の座敷でいただきます。 注文方法はシンプル。基本的には、6種ごとの注文で計36種の注文が可能。6種頂くたびに店員さんから判断をあおがれます。 全体的に創作串揚げの意向が強い。仕入れがいいのでしょう。素材そのものでも担保できるので、歴史的建造物にふさわしいシンプルな作りでもいいのかも。 まぁ、楽しいからいいんですけどね!しかも、実は懸念していた油についてはしつこさとは無縁です。 結局は3×6=18種、つまり半分でダウン。ある意味、次に来たときの楽しみができたというものです。 【一の膳】・海老の紫蘇巻き…熱々。ぷりぷりの海老を落ちつけるかのように紫蘇が機能し、渋味が全体の味を向上させる。・空豆…野菜の旨味を失わない。・谷中生姜の肉巻き…茎を串に見立てる。いきなりオシャレじゃないか。肉の存在もしっかり感じられる。 ・帆立…大ぶりで味がしっかり・蓮根の肉詰め…カレー風味でレンコンもしっかりして素材がいい。・鰆の紅生姜のタルタル…少し不思議な味。大好きな組み合わせあんだけどな。 【二の膳】・鮎…程よい苦味・生麩…よもぎのソースがついてデザートみたい。・牛肉+牛蒡…力強い肉の味。牛と牛蒡の牛コンビ。 ・アスパラガス・マッシュルーム…クリームチーズ付きでちょっと創作によりすぎな印象。・ホタルイカ…ふき入。ホタルイカの串揚げとは新しい。旬なだけあって安心感のある味。 【三の膳】・筍…春の訪れを伝える。香りの豊かさが口の中にも広がる。・茄子の肉詰め…しっかりした野菜の存在感とひき肉。・あさり甘酢 ・合鴨…ニンニクとテレコ。鴨の旨味と引き換えの臭みをニンニクが救い、バランスのとれた一品。・里芋・ミツバのキス巻き…これが一番好きかも。白身にアクセントを作る。 【その他】・お通し…じゃがいも豆腐。蟹の身の餡掛け。 ・箸休め…大山地鶏の大根おろし。 ―はん亭 根津本店050-5868-6411東京都文京区根津2-12-15https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13003577/