2015.04.17 夜 水郷の地が育んだカレーのつけ麺。@麺酒房 実之和 六本木店 居酒屋・定食 六本木・麻布・広尾 〜999円 ★★★☆☆ 水郷の地「千葉県小見川」。利根川の影響から生まれた低湿地帯は、食文化において多大な恩恵を生んだ。事実千葉県の米の生産量がもっとも多く、もはやブランド化した水郷どりもこの地で育まれた鶏達である。 この地で『実之和』が生まれたのが昭和28年。カレーうどんやカレーそばとはどこでも出会うことができるが、中華麺で作ることは一周して新しい感じすらします。他県からわざわざ食べにくる人がいたというのがオリジナリティーの証明かもしれない。 ただ、カレー麺といっても単一のメニューではない。普通のカレー麺からつけ麺、冷やし、辛口、はたまた定食まで、カレーを追求して様々なメニューへの派生にも積極的。 ・カレーつけ麺(並)900円 まさか水郷どりを使用してないまでも鶏ガラのみのスープで作るのは、良質な鶏肉からとられた出汁なのだろう。蕎麦屋のカレーのように出汁がよく効いている。具材は豚しゃぶ、青ネギのみでシンプルに出汁を味わえます。 小麦粉の存在感も強く、麺を食べながら、ついご飯がほしくなるほど濃厚でコクがございます。ピリ辛な味付けもその意向を助長させる。 麺はつけ麺の強いコシがカレーに負けじと主張してきます。このくらいの強さがないとカレーだけを食べてる気分になるでしょう。麺は冷たくて熱々のつけ汁とのコントラストがいいですね。 カレー麺を提供し続けて複数の東京での店舗展開。信じるものは救われる。継続は力なりです。 ―麺酒房 実之和 六本木店050-5868-4490東京都港区六本木3-13-8https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13036017/