2015.02.25 夜 歴史の一端を味わえる快感。砂場直系の絶品蕎麦。@室町砂場 日本橋本店 そば 秋葉原・神田・水道橋 3000円〜4999円 ★★★★☆ 砂場。蕎麦、ひいては日本の食文化にとてつもなく大きな足跡を残す、蕎麦の歴史を語る上で切り離すことのできないワードです。 明治2年(1869年)の創業。蕎麦屋の系譜としても糀町七丁目砂場藤吉の江戸時代に創業。糀町七丁目砂場は南千住砂場に移転、こちらから独立したのが室町砂場で、これが明治2年の出来事。あの虎ノ門砂場はその3年後に創業ですから、どれだけ歴史的価値があるかは明らかです。 平成20年(2008年)に現在の建物となり老舗の蕎麦屋の屋号を守り続けております。まだ新しい建物にかかわらずただならぬ雰囲気。この直感的な印象は、おいらの脳内の先入観なのでしょうか?それとも、歴史が第六感的に訴えかけてくるのでしょうか。 小上がりの座敷席が3つ。6人ほど着席可能で宴会が繰り広げられる。奥には個室、二階にも大きな座敷がある模様。一階の席からは坪庭が覗ける。庭にこのスペースをさく余裕っぷり。王者の香り漂います。 室町砂場を語る上でもうひとつ重要なのが、天ざる・天もりの発祥のお店であるということ。前者は更科粉、後者は一番粉で打った蕎麦を提供してくれる。 まずはビールとつまみを注文。「ざる」にするか「もり」にするかは後々考えれば良い。 【おつまみ】・あさりの佃煮。山椒がほどよく振りかけられ、しっかり煮付けていて美味。酒にもよく合いゆっくり食べたい。しかし、閉店間際の駆け込みだったのが悔やまれる。 ・焼き鳥(タレ)こ、これは。蕎麦屋の焼き鳥のレベルを超えている。このレベルの焼き鳥を提供してくれる店など、数えるほどしかないと思う。しっかりした濃口のタレで隅々までタレが行き渡る。お肉自体も柔らかくてふわふわ。しっかり焼いたレバーも臭みなどとは無縁の仕上がり。極太のネギも野菜本来の甘みとタレが融合し、酒へと誘う。 【お蕎麦】天もり。通常のお蕎麦屋では、天ぷらと蕎麦が分かれてくるもの。発祥の地というこちらでは、江戸前のそばつゆにかき揚げが浮かびます。濃い口のつゆをかき揚げが吸い放題吸ってヒタヒタになっている。具である海老にも存在感があり不味いはずがない。 味の第一印象は、緑のたぬき。こういっている方が多いのも頷けますが、深みのレベルはインスタントの域とは違います。この印象はむしろたぬきが頑張って似せることができたと評価するべきでしょう。 蕎麦は一番粉らしい白っぽい色に細くてみずみずしい見た目。喉越しもよく、個人的にはかなり好みのお蕎麦です。 ―室町砂場 日本橋本店03-3241-4038東京都中央区日本橋室町4-1-13 砂場ビルhttps://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000316/