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2015.02.22 昼

じゃじゃ麺発祥の地。「ろうすうめん」も見逃せない!@白龍 本店

そば

盛岡・雫石

〜999円

★★★☆☆

じゃじゃ麺。言わずとしれたわんこそば、冷麺と並ぶ盛岡三大麺の1つ。その元祖のお店があると聞いていかないわけにはまいりません。元祖じゃじゃ麺のお店『白龍(パイロン)』へ。

ちょっと寂しい町並みで商店街がほとんどがシャッター状態。日曜だから?昼だから?冬だから?なんて考えていると、その街並みに突如できあがる行列。看板を見ずとも店の位置を把握できます。街並みと同化した古い日本家屋に一見居酒屋のようないでたち。

13時半の時点で15人待ちという状況でしたが、相席ごめんのオペレーションとほとんどの人が単一メニューを選択するので、回転率はすこぶる速く、ものの10分程度で入店。

カウンターに10席とテーブルが4つ。かなりギュウギュウ詰め。そこに恰幅のいいお母さんがサーブしてくれてるので、何回かケツドンいただきました。

「じゃじゃ麺(小)」 450円
注文はもちろんこいつ。これを食わずに帰れません。大・中・小からサイズは選択可能ですが、本日二回目の昼飯です。小を選択。これは大正解。小サイズで一杯の麺料理の量です。大を注文した人におばちゃんが大丈夫?って聞いちゃってるくらい。ちなみに、相席のお姉さんは余裕で中を残してました。

待ち時間は勉強の時間。じゃじゃ麺の歴史をひも解いてみましょう。初代店主が満州時代に食べた「炸醤麺(ジャージアンミエン)」から始まる。炸醤麺は塩辛くピリ辛な味付けではなかったそうですが、日本式に研究を重ねてアレンジした結果が、現在の岩手じゃじゃ麺として残っております。

岩手独特の特徴としては麺。炸醤麺しかりその他の日本の麺も中華麺を活用している一方、こちらは平たいきしめんを利用していてうどんのよう。伊勢うどんのような全くコシがないうどん。最初は実験的に麺と味噌を敢えてかき混ぜずにいただきましたが、このうどんだけだとちょっと物足りない。

そこで、本来の食べ方に従います。まず、特製の肉味噌をごちゃまぜにしていただきます。あとは、にんにく、ラー油、酢で自分好みに仕上げていくという具合です。格別うまいという印象は持たなかったが、なんだか癖になる味。

「チータンタン」 50円
感じではこう書きます。鶏蛋湯。一文字ずつ分解すると、鶏(にわとり)蛋(鳥の卵)湯(汁)という意味。つまり玉子スープですね。

食べ終わった器に席に備え付けの卵を落としておばちゃんにわたす。すると茹で汁を入れた上に味噌を落としてスープにして持ってきてくれます。こちらもじゃじゃ麺同様調味料で自分好みに仕上げます。ラー油入れ過ぎた!せっかくの優しい味が台無しです。自分の馬鹿。

「ろうすうめん(小)」450円
店内で注文している人はいない。サイズだけで注文するとデフォルトでじゃじゃ麺がくるほど。そりゃ、じゃじゃ麺発祥と言われて中々チャレンジできません。体はりますよ、おいらは。

醬油ベースのスープで、徳島ラーメンのような印象。大量にのせられた生姜が溶け込むとまた表情をかえて面白い。うどんはじゃじゃ麺同様でコシはなくつるっといけちゃう喉越しの良さ。肉うどんのような豚肉もよく煮えていてうまい。個人的にはこっちのほうが好き。

両方とも中々他では食べられない独特さをもつ。一度は食べてみる価値ありです!ろうすうめんもお忘れなく!


白龍 本店
019-624-2247
岩手県盛岡市内丸5-15
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000037/

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