2015.02.20 夜 サプライズ満載の素敵な時間。特にキャビアに注目!@レストラン・ランス・ヤナギダテ フレンチ 原宿・表参道・青山 10000円〜29999円 ★★★★☆ 表参道。青山通りを一本は行った所、細い道を進むと重厚感のある店構えの『レストラン・ランス・ヤナギダテ』が現れます。 オーナーシェフである柳舘功氏はランスにある3つ星レストラン『ボワイエ・レ・クレイエール』で修行。お店は、ご自身のお名前と修行してた地の名前から。その他料理の鉄人であの『ラ・ロシェル』の坂井宏行氏とキャビア対決をするなど、輝かしい実績をお持ちです。 料理の鉄人の脚本家と言えば、放送作家の小山薫堂氏。実は薫堂さんにご紹介いただき、今回のお食事にありつけました。 1997年オープンでちょうど現在改装中。オープン時の内装は料理の鉄人の美術の方が仕上げたそうですが、思い切って内装を一新するとのことで、一流が一流でいるのは常に変化を求めるところなのでしょう。 現在リニューアル記念で特別メニューをご提供中。 ■グラスシャンパーニュ ボランジェ■ストューリア社マジックキャビアサプライズ さすがキャビアの鉄人。さっそく驚きの料理が登場。缶の中にびっしりとキャビアが整列。中からは蟹の果肉が現れるなど、まさにマジックの域です。ついつい顔が微笑んでしまいます。 ■蛤のエッセンス 出汁たっぷりではちきれんばかりの蛤の身。 ■レギューム冬・春2015 冬や春の野菜達の登場。色とりどりの見た目も美しい。トリュフがまざった塩につけて楽しみます。一口サイズにカットされて、小さく多い幸せの提供です。 ■空豆のハーブスタイル ドライアイスの上に空豆のスープ。今度は演出で楽しませてくれます。味も上品にハーブとオリーブオイルを垂らした旨味のみを抽出したかのような空豆のスープです。 ■アワビのシャンパーニュ蒸しトリュフ、茄子 下から茄子、アワビ、トリュフのだるま崩し状態。一つ一つの素材が美味なのはもちろん、この3つの調和が絶妙のバランスで口の中で融合。岩塩をアクセントにいただきます。 ■長崎産みかんとオマール、車エビのアンサンブル ■黄クールジェットのグラタンとラングスティーヌ ■最上級山形フィレとロースト野菜 全てにふんだんにトリュフを使用。収穫時期的に安くいいものが手に入るそうで、これでもかという量を使っているそうです。黄クールジェットとはズッキーニのこと。ラングスティーヌとは赤座海老のこと。 三種のメロンと白ポルトのジュレをいただいて終了。白ポルトのジュレは見た目にも美しく、最後まで期待を裏切らないコースでした。 最後にシェフが挨拶にきていただく。これだけ繊細な料理をする方はどんな方かと思ったら、笑顔が可愛らしく、なんとも人なつこい性格。料理への愛情、お客様への感謝と、フレンチの中に日本人の尊厳をもった素敵なお方です。 ―レストラン・ランス・ヤナギダテ03-3407-3538東京都港区北青山3-10-13https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13001305/