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2015.02.02 夜

ディープインパクト!!ディープな街にインパクトのある焼鳥。@里葉亭

焼鳥・焼きとん

横浜市

5000円〜9999円

★★★★☆

関内下車。野球好きとしては、横浜スタジアムが一番先に思い浮かびますが、それと反対方向に向かいます。最寄駅は日ノ出町のようです。

繁華街というより、一見ホテル街のようなディープな一角に、突如として焼き鳥『里葉亭』が現れます。

焼き場の前のカウンターと数席のテーブル席。合計でも20席程度の店内は人気店らしい目線ではなく、どこか田舎の懐かしい雰囲気すら漂い、居心地がいい。

接客も同様で、まずは丁寧なシステムのご説明。オーダーはお任せが前提で、ストップするまで串がでるそうです。最初は日本酒仕込みの桃の食前酒と味噌をつけたエシャロットが用意。

【つまみ】
■ぬか漬けの盛り合わせ…色鮮やかな野菜たち。つまみとして優秀。

■里芋も盛り合わせ
■和牛のモツ煮込み…烏賊とか面白い。

【串】
■手羽先…手羽先からというのも珍しい。脂分が豊かで、酸味のある甘ダレで。もう少しタレが多いといいかな。

■合鴨…臭みはゼロ。鴨らしいしなやかな筋肉。豆板醤とカラシで頂きますが相性抜群。ネギマ的なシルエット。

◎燻製盛り合わせ
(きんかん、つくね、なんこつ、レバー、ハム、豚バラの燻製。)

きんかんとは、成長途中の卵。卵になる前の卵。粘度が高く風味が豊か。初見でしたが美味。挽き肉の隙間に風味が染み渡る仕上がりつくね、ピリッと目立つ胡椒の味付けレバーなど。全てに渡ってレベルの高さを感じます。

■銀杏(塩)
◎牛タン…肉厚!中身柔らかい!マスタードとの相性がどうしたことでしょう。

■ピーマン…旨味たっぷりの鶏スープ入り。まるでピーマンの小龍包。火傷にはお気を付けください。

■つくねのネギマ…ジューシー系ではない。スパイスが効いてたつくね。

◎椎茸…厚み、旨味。いずれも合格点。椎茸のレベルは超えてます。

◎皮…皮?弾力が理解不能です。今まで食べていたのはなんだったのでしょうか。比例したジューシーさも圧巻

◎白レバー…第一印象は巨大。第二印象はレアさと反比例した臭みのなさ。第三印象は口に広がるタレの風味と肉の旨味。

■ハツ…生姜がアクセント。ピンク色の見た目から想像する以上の柔らかさ。

■せせり

総合的に全てのボリュームが圧巻です。一方で絶妙な柔らかさはキープされており、素材の良さと職人の技術が秀逸なことが舌で理解できます。個人的には、牛タン、皮、白レバーのボリューム兄弟が大ヒット。燻製の盛り合わせも癖になりそうです。

【〆】
◎カレーチャーハン+牛タンのスープ
カレー風味のシンプルなフライライス。鶏の出汁も混ざってるのでしょうね。お米の一粒一粒まで味が染み渡り、お腹はいっぱいでしたが、ペロッといけてしまいました。

実は食事途中にオーナーさんが挨拶に来てくれました。白髪で雰囲気のある御仁。人気にあぐらをかくことなく、お客様との談笑を楽しみ好感度が非常に高い。ディープな街でインパクトのある食事。また、あの異空間に遊びにいきたいものです。


里葉亭
045-251-7676
神奈川県横浜市中区福富町仲通3-2
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14001650/

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