2015.01.30 夜 和中折衷。和と中華が見事に握手をした!@の弥七 中華料理 四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋 5000円〜9999円 ★★★★☆ 『の弥七』この摩訶不思議な名前のお店は荒木町の入口にございます。今、おいらの最重要開拓地域でございます。まだ、新しい木の香りのするお店はオープンから半年。三田にある創作中華の名店『御田町 桃の木』から独立されたそうです。良くこんな好立地が空いたもんだ。 おまかせコースのみ。6500円と9500円のコース。何も言わずにスタートしましたが、6500円のほうで進行してた模様です。今日は先輩のおごりだから9500円でも良かったけど笑 中華料理を標榜しておりますが、本格中華ではなく、ヌーベルシノワのような、和のテイストを中華に持ち込んだ、いや中華のテイストに和を持ち込んだ料理群です。 【コース】■からすみ餅 ■盛合せ三段前菜1段 丹波の黒豆揚げ…甘さは揚げても変化せず。少し苦手な味。2段 よだれ鶏…胡麻風味の辛い味付け。パクチーとの融合が絶品です。3段 以下・揚げピータン…甘い。揚げたことによる衣がアクセントになっている。・磯つぶ貝…弾力が豊か。旨味が貝の中に凝縮。・清湯の出汁巻…濁り気のない出汁で作るのとこんな味になるのか。強いて挙げれば鶏ガラスープのよう。・黄韮ともやし…もやしのシャキシャキ感が気持ちいい。・腸詰・チャーシュー ■〆サバの燻製 皮が黄色がかっているのは広州風の仕上げだそう。中間地点はピンクがかっていて新鮮さを保ちつつ、燻製のスモーキーな風味やサワークリームの甘味など、味覚が色んな角度から刺激されます。これはうまい。 ■もずく椀生姜を細切れにした分、細かい繊維であるもずくとよく絡み合う。ベースとなる出汁も清湯なのか上品な味わいです。 ■刺身(鰤)フレーバーソルトのお役御免。山椒塩の風味がとてもいい。鰤単体からも綺麗なピンク色から新鮮さがうかがえます。この2つがケンカをすることはなく融合されます。 ■茄子から煎りサクサクの唐辛子に埋まった茄子がホクホクなまま、辛味をまとって口の中へ。唐辛子は食べちゃダメですよー。まるでじゃが芋のような見た目です。 ■麻婆豆腐四川風の麻婆豆腐で山椒たっぷり。具材は大ぶりな豆富に豚のひき肉と牛すじ。この牛すじの旨味が変わったトロミを形成しております。 冒頭の摩訶不思議なお店は、皆さん最初に思い浮かんだ通り、水戸黄門の渋さ満点のキャラクターである風車の弥七からとったそうです。熱狂的なファンだったとかではなく、実はシェフのお父様が地元高知で『風車』という店を経営されてるそうです。 なんとも親孝行な話。料理はしっかり、気分はほっこり。気持ちいい気分で帰路についた夜でした。 ―の弥七03-3226-7055東京都 新宿区 荒木町 8 木村ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13209784/