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2014.11.05 夜

上品な神楽坂割烹がここにあります。@和食 おの寺

日本料理

四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋

10000円〜29999円

★★★★☆

神楽坂の下から上にかけての中間地点。ビルのなか4階にございます。入口から脱靴して、カウンターが数席に奥にテーブルの半個室。接待にぴったりな見た目です。静かな雰囲気で接客も丁寧で高級店ならではの緊張感を和らげてくれます。

メニューは1種のコース(7500円)のみ。

【お献立】
・温、白和え、占地、京人参、椎茸
出汁がうまい。つきコンニャク水菜が食感含めていいアクセントになってます。幸先いいスタートです。

・お造り盛り合わせ
バチマグロとサワラ。鰆はわら焼きのような香ばしい味ですが、なんでも焼き霜作りという方法で皮の部分のみ強火で焼く料理方法だそうです。

・鱈ときのこのお椀、清汁仕立て
まつたけの風味が香り立つ。正体は柳松茸。柳松茸は一般的なまつたけよりも風味が少ないそうですが、充分に気持ちのいい香りを醸し出します。さらに彩豊かなトキイロヒラタケ(ピンク色!)、タモギダケ(黄色)と目にも楽しいです。

・焼えび芋
芋本来の甘さ。エビの味はあくまで2番手です。

・甘鯛海老あんかけ
あんかけのトロミにほっぺたが落ちます。ゆば、麩、なすなどの甘さを黒七味でビシッと締めます。その中の鯛は言わずもがなでございます。

・鮑の柔らか煮
鮑自体は普通に美味いとしか形容できません。さらに、この三陸の鮑の肝は形容しがたい濃厚さと旨味の塊でした。

・チーズと生のりの茶碗蒸し
焼いて美味しいカチョカバロ。茶碗蒸しに投入するとは一本やられました。濃厚な生のりとの相性も抜群で新感覚の茶碗蒸しをいただきました。

・瀬つき鯵の炊き込みご飯
瀬つき鯵とは、海の瀬に住みついているあじのこと。餌が豊富で海を回遊せず、魚は脂肪分が多くてふっくらとした体型になるそうで、希少価値から山口などではブランド化しているようです。(大切に育てられてちょっとぽっちゃりしてるおぼっちゃんのようなやつです。)豪快に炊き込みご飯に使用された鯵は、身がしっかりしていてご飯との相性が抜群。

コース料金も意外とリーズナブル、上品かつ洗練された雰囲気に関わらず、かしこまった感じがない。これは使い勝手のよさそうなお店でございます。


和食 おの寺
050-5456-0272
東京都新宿区神楽坂3-2 神楽坂越後屋ビル 4F
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13030807/

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